僕は以前から、一家に一人セラピストが必要な時代になってきた、と感じていました。

その中心というか、主役になるのは女性、です。

というのも、家族の健康管理(食生活や環境、心の面など)を担うのはほとんどが女性だからです。

もちろん、男性のこともあります。

年老いていく親のサポートも必要になります。

身近な人に健康面のサポートが必要になったとき、健康に関するさまざまな知識や、ある程度の不調なら癒してあげられるスキルがあれば、ただ医療におまかせでなく、自分たちでもできることを同時に取り組むことができます。

これからの時代、健康面をすべて医療におまかせ、ではダメなんです。

というのも、心身の不調や病気は、自分自身で見直し、変化させていかなければ解消できない部分の方が大きいからです。

医療は、すでになってしまった身体の問題を解決してくれるところ。

これは、ほんとうに優れています。

眠れない、耐え難いほどの痛みや炎症などがみるみるおさまったりします。

一方で、我々のようなセラピストは、不調の根源にアプローチします。

根源とは、メンタルであったり、骨格や筋肉のバランスであったり、食生活であったり、エネルギーバランスであったり・・・

これらは、日常の中で、自分たちで変えられる部分です。

施術で目先のつらさをラクにしてあげることもできます。

その場で、つらい痛みが楽になる、ということも多々おこります。

でもそれはあくまで「癒し」。

セラピストができる範囲はセラピスト担当、医療が必要なところは医療にまかせることが大事です。

僕は、家族や身近な大事な人たちの健康を支援できるセラピストを、一家に一人レベルで増やしていきたいと、最近の世の中の状況をみてより一層考えるようになりました。

コロナウイルスの問題の影響もあるのか、ここのところ皆さんから、セラピストに関して相談をいただくことも多くなりました。

先日は「DRT整体をやってみたいけれど、2回学んだくらいで本当にラクにすることができるようになるんですか?」という質問をいただきました。

じつはこれは、全然余裕で可能なのです。

DRT整体の素晴らしいところは、まったくの素人の方でも、しっかり基礎から学んでいただければ、わずか2回講座を受けていただくだけで、かなり目の前の人をラクにしてあげることができるようになるということ。

ということで、これからいよいよ、本格的に、

「一家にひとり、セラピスト」

プロジェクトを始めていきます。

自分自身や家族、身近な人の健康はできるかぎり自分たちで守る。

これからは、これしかありません。