先週、いきなり歯の痛みが始まり、歯医者に行ったところ、痛み止めと抗生剤が処方されました。

明らかに炎症がおきていたので、基本クスリは飲まない主義ですが今回、抗生剤だけは飲むことに。

さすがに、わずか1錠飲んだだけで痛みは劇的におさまりました。

体調的には歯が痛かっただけで、後は元気でした。

・・・・が、翌朝2錠目を飲んだら、なんとなく寒気がして体調が変です。

ここでやめようかとも思ったのですが、病院から「全部飲み切ってください」と言われたので続けて飲むことに。

そして3錠目を飲んだら、さらに寒気がひどくなり・・・食欲もまったくありません。

熱を測ったらなんと、38.5度もありました。

抗生剤の副作用に「発熱」があったため、そこで服用を中止。

病院に相談したら、やはり副作用で、薬が合わなかったようです。

その後も2日間、発熱や咳、食欲不振、倦怠感が続きました。

あらためて実感したのは、身体が「このクスリは合わない」と翌日には教えてくれていた、ということでした。

大阪のM医師のこと

ふとしたきっかけで、大阪で診療されている医師、Mドクターの存在を知りました。

Mドクターは「ライバルはテーマパーク」というとても変わった医師で、独自の考え方に基づき、がんをはじめ難病患者様の回復のお手伝いをされているそうです。

そんなMドクターが言われていたこと。

それが今回のタイトルである

「自分自身の取扱い説明書」

のことでした。

身体のことは、自分自身にしかわからないことってたくさんある。

医者や治療家はたしかに身体のプロですが、それでも本人ほど身体のことはわかりません。

身体は、さまざまな方法で今の身体の状態をモニターして、教えてくれている。

どんな生活を続けたら理想のコンディションをキープできるのか?

どんな条件で体調が崩れるのか?

今、身体のどこにどのような不具合が起きているのか?

体調が崩れた場合、どうしたら回復していくのか?

今の代謝の状態はどうか?

今余計についている脂肪を減らすにはどうしたらいいのか?

・・・

本来、こういったことは自分自身がいちばんよくわかるはずなんです。

そして、自分の努力の枠を超えてしまっている部分は、プロの助けを借りていいんです。

ただあくまで主役は自分。

じぶんの身体を医師、病院、治療家まかせにはできません。

でも、それをやってしまっている人があまりに多すぎです。

身体が少し不調になるとすぐに病院にかけこむ。

すぐにクスリを使う。

その前に、自分自身でできることはたくさんあるはずなのです。

でも・・・

じつは、多くの人の「身体のセンサー」が鈍くなってしまっている。

自分の身体の感覚がよくわからない人が増えているんです。

自分の身体の取扱い説明書

僕は以前、この話をしたことがあると思います。

僕自身がやってきたこと、今もやっていること、そしてサロンで皆さんに提案していること。

その1つが、

「自分の身体の取扱い説明書を作っていく」

ということなのです。

これはもちろん、そう簡単にはいきません。

実験、試してみることが必要なことも多々あります。

僕も今回使った抗生剤は副作用が強く出る、ということが自分の説明書に加わったばかりです。

この取扱い説明書ですが、時間をかけて作りこんでいく価値は無限大です。

健康はもちろんですが、太らなくなります。

健康美をキープしている人は、自身の取扱い説明書の「健康美」の項目がたくさんあります。

太りやすく痩せにくい人は、それが足りてないだけ。

そしてここからが一番大事です。

ダイエットを例にあげますが・・・

世の中に出回っているダイエットメソッドはあくまで参考例。

そのメソッドを作った人に合う方法です。

身体は全員違います。同じものを同じ量食べても太る人もいれば痩せる人もいる。

同じ運動しても余裕な人もいればすぐばてる人もいる。

痩せる方法というのは、自分で自分のための説明書を作っていくしかないんです。

人任せではぜったいにうまくいきません。

体調と体型を理想に保てている人は、自分の取扱い説明書がしっかり作りこまれている人です。

じつは、これだけの違いなんですね。

僕自身、歯は自分では治療できないので歯医者に行きますが、それ以外はほぼ、病院に行かず自分で治してしまいます。

血液検査すら数年に一回受けるか受けないか。

健康診断など受けたことがありません。

とはいえ、僕自身もさんざんいろいろな病院、治療院などをめぐりめぐってようやく行き着いた答えが、

「自分自身の取扱い説明書を自分で作っていくしかない」

ということでした。

もちろん、人間として万人に共通なこと、共通の原理原則もたくさんあります。

これは基本としておさえておく必要があります。

その上で、個人差、個体差の部分を自分の説明書に書き加えていくのです。

今回の終わりに

今回のお話の内容は、今日いきなりインスピレーションがわいて一気に書き上げたものです。

先週いきなり歯痛になり、歯医者に行かなければこの話はしてなかったと思います。

「自分の取扱い説明書」ということは、以前どこかで書いたのにすっかり忘れていました。

今後、健康もダイエットもこれをベースにしていこう、と改めて思いました。

取扱い説明書の完成はおそらく一生ないと思います。生きているかぎり、作り続けていくものです。

それでも、作り進めていくほど、身体の悩みからは解放されていきます。

少なくても、太る心配からはすっかり解放されるでしょう。