サロンをやっていて、時々いただく相談があります。

「どうもやる気がおこりません・・・」

「仕事で疲れてしまって何もできません・・・」

といったご相談です。

このような場合、基本的には個別にカウンセリングさせていただきます。

カウンセリングによって、前向きな気持ちを取り戻す方も多いです。

僕は、からだ改革を無理に続けてください、根性でがんばってくださいとは決して言いません。

むしろ、休みたいとき、しんどいときは休む方がいいと思ってます。

身体に関することは、他の人から強制されることではないからです。

強制されてもいい結果を生みません。

僕自身は、気合や根性、大好きですが(^^;

女性は特に、ひとつのこと(たとえば仕事や家族のことなど)でいっぱいいっぱいになると、キャパオーバーになって他のことまで気持ちを向ける余裕がなくなる傾向があります。

でもそれはそれで、個人差なのでしかたありません。

また、余裕ができたら始めればいいのです!

じつは、どんなに良い変化でも、人が変化を起こすというのはかなりのストレスになります。

どんな変化がストレスになるのか?というと、以下が参考になります。

出典元『ホームズとレイのストレス度表』

この表を見ると、意外にも「結婚」のストレス度が高いことが分かります(^^;

だから離婚という選択肢もあるんですね。

「習慣を改める」「食習慣の変化」という項目も入っているということは、前向きな変化をおこそう!とするときでさえストレスになる可能性が高い、ということなのです。

ストレスにも、前向きなストレスとネガティブなストレスがあり、前向きなストレスはむしろ「チャレンジ」「挑戦」ともいえますが、それでもストレスにはなります。

僕としては、ストレス度が高くなったとき、早めにカウンセリングを受けてほしいのですが、

カウンセリングさえ受ける気持ちになれないときは、からだ改革を一時休止するのがいいでしょう。

一方で、どんなに仕事が忙しくても、どんなにプライベートが大変でも、からだ改革を淡々と続けられる方、欠かさずサロンに通い続ける方もかなりいらっしゃいます。

サロンをやってる僕でさえ、そのような方は「すごいな・・・」と思ってしまいます。

では、そのような方は、何が違うのでしょうか?

それは、意識している、していないにかかわらず、

「からだ(健康や美)の優先度が高い」

からです。

仕事にかぎらず、ですが、何をやるにもからだが資本。

からだが疲れていたり、バランスがくずれていたり、太りすぎたりしていると、しんどいですよね。

仕事だったら、集中力や効率が落ちる。

からだの優先度が高い人は「からだが不調な状態」が、他のどんなことよりイヤなのです。

僕自身も、忙しいからからだのことは後回し、ということは決してありません。

特に食生活。

食事が適当になると、僕でもあっという間にコンディションが落ちて、昔の事故でいためたところが痛みだしたり、疲れやすくなったりします。

どんなに忙しくても疲れていても、コンビニやスーパーでお弁当を買って食事を済ます、ということは絶対にありません。

一日の中で一回は、必ず野菜や海藻類をしっかりとるようにしています。

その方が調子がいいからです。

最低でもストレッチだけは必ずやります。

ストレッチをやる方が疲れやストレスがとれるからです!

ポイントは「やらなければ」と義務でやってるわけではない、ということ。

もちろん、多少「やらなきゃ」と思うこともあります。

でもそれ以上に、身体が新鮮な食事やストレッチを欲するんです。

身体に不快があることが許せないレベルなのです。

からだのコンディションがいまいちでは、仕事のパフォーマンスに直結するので、そうなると自分だけの問題ではなくなります。

「プロ」として、できるかぎりつねにベストコンディションを保っておく必要があるのです!

ちょっと厳しいことを言ってるかもしれません。

でも僕は、皆さんに、からだのことで、ぜったいにつらい想いをしてほしくありません。

今の身体の状態は、見た目も体調も、自分自身の生き方が反映されています。

正直いうと、こんなことは言わない方が気持ち的にはラクです。

僕は、皆さんに「うるさい人だなぁ・・」と言われてもなお、こういうことを言い続けます。

僕がサロンをやっているのも、少しでも早く皆さんに、自分自身でベストコンディションを保てるようになってほしいからです。

今までの生き方、考え方、習慣を変えないかぎり、すべてはそのままか、退化していきます。

からだは、年齢相応にだんだん老化するか、太っていきます。

忙しいときは、忙しいなりにできることだけでいいので、ぜひメンテナンスは続けて下さい!!

忙しくても無理してサロンに来てください、と言っているわけではありません。

すきま時間をみつけて一日3分でもストレッチをするとか、一日一回は野菜と海藻を食べるとか、睡眠だけは削らないとか、そのくらいでもOKです。

とにかく、どんなにヤル気がおこらなくても、決してからだの放置はしないことです。

美しい人、健康の意識が高い人は、忙しい時ほど身体のメンテナンスを大事にしています。

それが完全に習慣化されています。

これを忘れずにいて下さい。

私たちの人生は、つねに身体とともにあるのですから。

↑5月末の合宿で行った、伊東の宿「青山やまと」庭園。

疲れたときは、癒しの旅がおすすめ!

このときは合宿だったのでほぼ作業でしたが(^^;