苦手な人とどう関わったらいいのか?これは、僕がいただく相談の中でもかなり多いものです。

特に会社勤めをしていると、必ずといっていいほど一人や二人は、どうにも合わない人、苦手が人がいるものです。

「いちいち嫌なことを言ってきたり、いやな態度をとってきたりする人」

「不満やグチばかり言う人」

「他の人の悪口や噂話ばかりする人」

「自分にだけ冷たい態度をとる人」

「言葉がキツイ人」

・・・いろいろなケースがあると思います。

では、こういう人がいるとき、あなたはどうしますか?

いちばん多くいただく相談が、「今の職場をやめて転職したい」です。

でも。考えてみてください。

転職先に、もっと苦手な人がいたら?

その可能性は十分にあります。

もちろん、とんでもなく問題のある人なら別です。逃げる方が得策なこともあります。

ただ、多くの場合は、

「自分の内面」

にも、見直す点があるものです。

たとえば、今回の新型コロナウイルスでも、人の意識はおもに2つのパターンに分かれます。

この期間、自分自身の免疫をできるだけ上げたり、こういうときだからこそできること・・自分を高めるようなことを積極的にしようとする人。

つまり、意識が「自分自身」に向いている人。

自分軸の人です。

一方、「他県の車が走ってる」「マスクしないで歩いてる人がいる」「●●がおかしい」「●●さんがこんなこと言っていた」・・・と、自分以外の人の言動や他のことが気になってしかたない人。

こちらは、他人軸。他の人や状況に自分の気持ちが大きく引っ張られやすいタイプです。

どちらがいい、悪いはありません。

自分軸の人は、それが過度になれば「自己中心」と思われることもありますし、他人軸の人は「思いやりがある」面があったり、物事を全体からとらえられる人もいるからです。

では、どちらがストレスを感じやすいか?といえば、圧倒的に「他人軸」の方。

なぜなら、他の人や状況は、自分ではコントロールできないからです。

他人軸が過度になってくると、他の人のことが気になってしかたありません。

批評家のようになることもありますし、ちょっと相手にいやな面をみると嫌いになり、非常に敵をつくりやすい状態です。

これでは、ストレスが絶えません。

身近にいやな人、苦手な人がいる場合に、僕が必ずおすすめしている方法がります。

それは、

 

「自分自身を高めることに集中する」

 

ということ。

詳しくはまた別の機会にお話ししますが、これに取り組むことで、自然に相手の態度が変わるということがよくあります。

他人を変えることはできません。

親子やパートナーでも難しいことは、誰もが経験済みだと思います。

いちばん近道なのが、自分自身を変えること。

変えるといっても大げさなことではなく、小さなことでいいので、自分を高めることに時間やエネルギーを使い始める、ということです。

運動でも、勉強でも、音楽でも趣味でも、なんでもいいと思います。

ぜひ試してみてくださいね。