僕が、整体師、セラピストとして、日々多くの方の健康サポートをするようになって、すでに20年以上がたちます。
なぜ、医者でもない民間のセラピストが、人のこころとからだの健康をサポートしているのか?
それは、役割が違うからです。
医師、現代医療は、あくまで病気治しのプロ。
逆にいえば、検査で異状が見つからないかぎり、治療ができない。もしくは、症状をやわらげるだけの対症療法になってしまいます。
僕は、現代医療が専門とする病気にアプローチするのではなく、
人の身体は健康であることが本来の姿である
という大前提にたって、
本来の姿を少しでも早く取り戻せるよう、サポートしているのです。
だから「治療」とか「治す」ということをしているわけではないのです。
僕自身、20代のときに心身共にかなり調子をくずし、大学病院に3か月も検査入院しましたが結局まったくといっていいほど検査で異状がなく、なんの解決策も得られないまま退院したことがあります。
その後、試行錯誤しながらも健康を取り戻すことに成功した知識や方法を、さらに進化させながら僕が皆さんに伝え続けているわけです。
経験上、ほんとうの意味で、
「治す」
ことができるのは、「からだそのもの」がもつ生命エネルギーしかできないこと。
別の表現をすれば、
体調がくずれた状態というのは、宇宙からのエネルギーを取り込んだり循環させることがしにくくなっている状態であり、
それが改善されればカラダは勝手に健康になっていく、というのが、僕が今まで感じてきた感覚です。
健康状態がよくないと、人生でできること、味わえる感覚(感動)がとても限られてしまいます。
前回ご紹介したMさんも言われていたように、せっかく旅行にいっても、からだの調子が悪いとぜんぜん楽しめない。
僕自身も以前はそうでした。
大好きな海にいっても、心から、海や空を満喫できない。
どこにいっても、誰といても、何をしていても、つねに身体の不快さが優先されるからです。
僕は、世の中から健康状態で悩む人(太ることも同じ)をなくしたい、というビジョンがあります。
昨年末、父を77歳で亡くしてから、その想いはいっそう強くなりました。
昨年の8月まで、僕は父をちょくちょく近くの山や湧水地にドライブに連れて行っていました。
それがいちばんの楽しみだったらしく、9月に入院してからも「山にいきたい」「水汲みにいきたい」とずっと言っていました。
僕も、父が亡くなる直前まで「山に行くよ!」と言い続けていました。
「緑膿菌による肺炎」という診断を受けていたのですが、もともと人並はずれた体力の持ち主である父なら余裕で乗り越えるだろう、と安心していました。
ところが、緑膿菌が抗生剤に耐性をもったようで、途中から抗生剤治療がまるで効かなくなりました。
病院のスタッフ、ドクターの皆さまはほんとうに日々がんばってくださったので、感謝しかありません。
父の身体が、昨年の夏の暑さで弱ってしまっていたのです。
痴呆症状も多少なりともあったので、その影響もあるのでしょう。
父をみていて「脳の健康」の大切さを実感させられることになりました。
脳は、その人にとってのコントロールセンターのようなものです。
ここが正常に機能しなくなると、自分にとって正しい食べものを選んだりすることもできなくなります。
父のことを通して、あらためて、僕がやるべきことが明確になりました。
そこで、このサイトではこれから「健康の原則」についてお話していきたいと思います。
すべて実体験にもとづくとても大事な話をしていきますので、ぜひ参考にしていってください。