当サロンに長年通われているNさんの「美のコンテスト」参加が間近となりました。
本日サロンに来院いただき、ボディメイクエクササイズと念入りなメンテナンスをおこないました。
当サロンではしばらくボディメイクサポートを休止していますが、Nさんに関しては例外です。
体重は決して少なくはありませんが、あえて今以上痩せないようにしてもらっています。
無理して今以上痩せると、Nさんにしかない魅力が失われてしまう可能性があるからです。
もちろん、少し無理して食事を調整すれば、まだまだ痩せることもできます。
でもNさん本人も「今、無理して食事を減らすと逆効果になる」とご自分でわかっています。
今まで何度もお話してきたことですが、
痩せるために無理して食事を減らそうとすると逆に過食になります。
人によっては、食事を減らさなきゃ・・と思った瞬間に食べています。
痩せようと思ったのに、かえって太ったりもします。
Nさんも例外ではなく、それをNさん自身がよく理解できている。
だから、無理に食事を減らすことはしないのです。
では、今より痩せたい場合はどうしたらいいのでしょうか?
無理して食事を減らさずに痩せる方法
1)骨格を締める
骨格が広がって大きくなっていると、それこそ底なしで食べれてしまいます。
栄養的には十分満たされているはずなのに、食欲は止まらない。
当然、油断すればどんどん太ります。
実際、とても太ってしまっている方のお身体をみさせていただくと、骨盤や胸郭などの骨格がかなり広がって大きくなっています。
骨格を適確に締めていくと、ある程度食べた時点でそれ以上入らなくなります。
だから、食欲を無理にガマンする必要はありません。
骨格を締めるには、整体+ボディメイクが有効です。
骨格が広がったままで単に筋トレだけやっても、なんとなくたくましい感じの身体ができてしまいます。
美しい女性は必ず、骨格が理想的な状態でしまっています。
痩せていても骨格が崩れていると不健康だったり、細いだけで美からは遠ざかってしまいます。
2)メリハリをつけて食べる
なかなか痩せられずに困っている人ほど、つねにダイエットのこと、食べることを考えています。
食べる量を減らさなければ痩せない・・・でも食べたい。
微妙に食べることをガマンしていたり、ガマンできずに食べてしまい罪悪感をかんじたり。
こうしてストレスが増え、そのストレスを解消するためにまた食べてしまう。
そんな悪循環におちいっています。
食べたいときは、おもいきって食べる方がいいのです。その時食べたい好きなものを、好きなだけ。
そして、いらないときは時間だからといって無理に食べない。
痩せてる人は、これが自然にできています。だからガマンや痩せる努力なんてちっともしてないのです。
メリハリをつけた食べ方を身につければ、痩せるのは簡単です。
いつも食べることばかり考えているときは痩せにくいです。
3)食べたいものを優先的に食べる
食べながら痩せたいなら、食べたいものを食べて上手に食欲を満たしてあげることが大事。
たとえば、ケーキを食べたいときは?
できるかぎりお値段の高い、上質なケーキをいただきます。
素材がいいので安心ですし、食べた気分も味わえます。
値段が安すぎるもの、素材がよくないもの、質が悪いものを適当に選んで身体に入れないことです。
自分の身体に入れるものはそのまま身体の原料となりますから、健康で美しくありたい人はしっかり厳選してください。
食べたいもので、できるかぎり質の良いものをゆっくり味わって食べるようにしていると、自然にそれほど脳が多くの食べ物を欲しなくなってきます。
「太りやすくてなかなか痩せない」という人は、ほぼ食べるのが早すぎです。
食べる、というよりあまり味あわずに詰め込んでいるイメージです。
食欲を落ち着かせるためには、脳をしっかり満たしてあげることが必要。
自分を大事にすることで、身体もそれに応じて変化してくれるようになります。
ちなみに僕は176cmの身長で60キロほどとずっと細みの体型を保ったままですが、基本、食べたいものを食べたいだけ食べてます。
甘いものも好きで、ケーキでも和菓子でも食べます。健康のためにできるかぎり控えてはいますが。
朝食はコーヒーだけということもよくありますし、昼にたくさん食べた日は夜をかなり軽めにすることもあります。
忙しい日は、ランチはカフェで軽くサラダとトーストだけのこともあります。
おなかが重くなるのがいやで、食後もできるだけすぐ仕事に戻れるように満腹にしないようにしているのです。
でも食べるときはかなり食べます。
今回紹介した3つの方法以外にも、無理して食べる量を減らさずに痩せる方法はいろいろあります。
いずれにしても、人生の中心が食べることになっている状態ではなかなか痩せません。
食べるということは本来、身体本来の機能をフルに発揮して、人生でほんとうにやりたいことを身体の制限なくやりつくすためのもの。
ダイエットをすると、我慢のストレスから食べることが人生の中心になりやすいので要注意です。
1点注意点があります
メンタル系のお薬やステロイド系のお薬を使用中の方は、僕がおすすめする方法をやっても痩せにくいです。
おなか周りだけ不自然に脂肪がついたりと、変な太り方をします。
この場合、通常のダイエットやボディメイクなどではびくともしません。
まずはクスリのいらない身体をつくることが最優先。
今僕がいちばん力を入れているのがまさにこれです。
今、何らかのお薬を常用している方は、まずは薬のいらない身体をつくっていくことをおすすめします。
薬を普通に常用している方はとても多いですが、本来私たちの身体に薬は必要ないのです。
薬を飲みながら痩せられないか・・と僕もいろいろ試しましたが、正直、難しい・・というのが結論です。
せめてサプリや補助食品、ビタミンなどで代用できるくらいの健康レベルにもっていきましょう。
そうすることで、何をやっても痩せなかった身体が痩せるようになります。
実際、以前サロンに通われていたMさんは、サロン初来院時に79キロあった体重が薬からの離脱と歩くことで一気に50キロ前後まで落ちています。
Mさんが痩せていく過程の一部始終を僕は見ていますので間違いありません。
問題は、薬からの離脱がかなり大変なこと。
協力的な医師に相談しながら、体調をみながら慎重にやっていく必要があります。
これについては長くなるので、また別の機会にお話ししますね。