先日、20年以上も悩まされたパニック障害、自律神経失調を克服したヒロコさんと、
10年くらいパニック障害や自律神経失調に悩まされ克服した僕が、
「健康になるためにほんとうに大事なのは?」
という話をしていました。
そこで結論におちついたのが、
「やっぱり根本はメンタル」
ということでした。
当然ながら、治りたい、健康になりたいがために、数々の病院に行き、医師の診療を受け、良いと知れば遠方でも高額でも治療院に行き、そうとうな時間とお金を使ってきた。
それでも良くならない、どころか、ますます悪化していっているようにも思える。
「もう一生、治らないのでは」
ヒロコさんもそう思ったことは何度もあったようですし、それは僕自身もそうでした。
「治療」
が人を健康にしてくれるのなら、「この施術を受ければ●回で良くなりますよ!」と自信たっぷりの先生の治療ですぐに健康になれるはずです。
たしかに、施術を受けるとラクになることはありました。
でも、根本は変わりません。
早ければその日に、もって数日・・・また同じ症状に悩まされる日々。
僕自身(ひろこさんも)施術家でもあり、もちろん医療や治療を否定するわけではありません。
すばらしい先生もたくさんいらっしゃいます。
否定するのではなく、ほんとうの原因・・・根本は別のところにある、ということなのです。
ではその「根本」って何なのか?
数々の診療、治療を受け続けて、それで身体がラクにならない・・・ということをくりかえしているうちに、だんだんと「批評家」のようになってきます。
あそこにいってもダメ、ここにいってもダメ・・・
自分を健康にしてくれる治療をもとめて、あちこちさまようようになっていきます。
それも必要なプロセスなのかもしれませんが、はっきりいって遠回り。
ここでなにがおこっているのか?
自分を根本から健康にしてくれるものを、つねに外に求めてしまっているのです。
これもじつは、しかたのないこと。
経験してみて、はじめてわかることだからです。
誰も教えてくれないことだからです。