からだのどこかに不調、症状があるときって、すごくその症状が気になりますよね。
人によっては、朝から寝るまで、一日中症状が気になってしまうということもあります。
いつもいつも調子が悪いと言っているので、家族とか身近な人をうんざりさせてしまうことすら、あります。
僕も20代のころそういうときがあったので、とてもよくわかります。
自分のカラダの状態に、気持ちまでとらわれてしまうんですね。
症状にふりまわされてしまう。
調子がいいときはいいけれど、調子が悪くなると一気に気分までどん底になる。
ある意味、それもしかたありません。
ほんとうにつらいのですから。
でもじつは、このようなときでも、ちょっとした気分の変化で、カラダの調子が劇的にラクになることがあります。
僕にとっていちばん顕著だったのは、母が体調をくずしたときでした。
それまでの僕は、意識がほぼ100%、自分自身のからだに向いていました。
だから「今日はここがおかしい」「今日はなんとなくだるい」「今日は・・」と、自分の体調ばかり気にしていました。
ところが、母が体調をくずしてからは、そんなことは言ってられません。
母のことを病院に連れて行ったり、手当してあげたり、いろいろなサポートをしているうちに・・・
気が付くと、自分のカラダのことをあまり気にしていない自分がいました。
これは、まぎれもなく、自分の意識が外を向いていたから。
そのことがわかってきてから、僕はできるかぎり意識を外に向けるようになりました。
体調が完全ではないのに、整体の学校に通って整体師として活動を始めたのです。
忙しくなればなるほど、自分のカラダのことを考えている時間が減ってきました。
もちろんこれは、あくまで僕の例にすぎませんが、参考にはしていただけると思います。
今、自分自身の症状や体調のことが気になって気になってしかたがない方は、ぜひ、意識を外に向けられるようなものを見つけてください。
なんでもOKです。
自分自身のからだに意識が向かいすぎるほど、症状や不調は増幅される傾向があります。
カラダにいいことだけはできるだけやって、あとはカラダに任せる。
自分のカラダを信じてあげる。
そうすることで、自然に治ろうとするチカラが最大限にはたらきます。
少しずつでいいので、自分のカラダ以外のことに意識が向かうよう、いろいろ試してみてくださいね。
それと、もうひとつ方法があります。
気持ちを外に向けようとしても向けられない・・・そのような方も多いと思います。
その場合、
「一定期間、徹底的にカラダ改革に取り組む」
ということです。
僕自身、なかなか体調が改善しなかったときに、5泊6日の滞在型体質改善施設に泊まり込んで、
合宿形式で体質改善に取り組んだことがあります。
その後、3か月くらい自分で集中してがんばって、再度、自分のカラダが良くなったことを確認しに行きました。
このときは、ほんとうに集中してやりました。
お金もかかりましたが、いつまでもずるずると長引かせているよりはずっといいと思いました。
中途半端では、なかなか改善しません。
どれだけ徹底できるか?が勝負。
もちろん僕も、希望される方には、週3とか4ペースでサロンに来ていただいて、徹底的にサポートさせていただくこともあります。
このやりかたで、劇薬レベルの血圧のクスリが不要になった方がいらっしゃいます。
もちろんその後も、血圧が上がることはありません。
まとめると、
自分自身のからだのこと、症状が気になってしかたがないときは、
・外に意識を向けるようにする
・一定期間徹底集中してカラダ改革に取り組む
このどちらか、または両方をおすすめします。