僕にとって身近な存在の人に、難病が見つかりました。

その人はここ1年くらい、かなりストレスフルで無理な生活もしていたので、ずっと心配していました。

本人が「大丈夫」というし、それ以上うるさいことを言うのもイヤなので本人にまかせていましたが、

二週間くらい前に「腕がとても痛い」というので、みたら、腕全体がすごく腫れていました。

痛くて眠れないこともあるようでした。

僕が整体施術をおこなうと、その時は痛みが8~9割くらい軽減するということで、連日施術をおこなっていました。

ところが、どうしても痛みが完全に抜けないため、さすがに病院でもみてもらう方がいいということで検査を受けたところ、とんでもないデータが出てきました。

かなりのストレス状態が続いて免疫機能などが異常になっている。

強力なストレスホルモンに身体のいろいろなところがやられて、炎症がおきているような状態と判断しました。

さすがに僕もショックでした。

人並以上に前向きに仕事をがんばっている人が、こんな難病になるなんて。

おそらく、本人は大丈夫と思っていても、じつは身体や精神的な限界を越えてしまっていたのでしょう。

 

僕は今、自分自身への課題として、セラピストとしての自分の在り方をいろいろと考えています。

 

今までは基本「すべては本人次第」と考えているところがありました。

「今の生活、生き方を続けていたら、今の身体のままではよくない」

と思いながらも、できるかぎり干渉しすぎず、さりげないアドバイス程度にしてきました。

大人になって、あまり人からうるさく言われたくないだろうし、

本人が「本気でやりたい」と言ってきたときに限って、僕も徹底して支援してきました。

それまでは、そっと見守って、ほんとうに必要なときだけサポートしてきました。

でも、そういう関わり方ってどうなんだろう?・・・と。

というのも、僕が「このままだとまずい」と感じる人は、やはり後になって問題が出てくることが多いからです。

それを、見過ごしていいのか?

自分がうるさがられようが、嫌われようが、今伝える必要があることははっきり伝えるべきではないか?

僕は、人が病気になったり、身体のことでつらい想いをするのをこれ以上、見たくないのです。

みんなに心身ともに健康を保ってもらい、自分の人生を思いっきり味わいながら、イキイキと生きてほしい。

この世から、できるかぎり病気をなくしたい。

みんなの健康度を最大限、高めていきたい。

最近、本気でそう考えるようになってきました。

身体や心が不調だと、人生楽しめない。

美しい桜も美しいと思えないし、気候の変化が激しい春は苦痛でしかないし、夏や冬は暑さ、寒さがキツイ。

そんな、身体のことで制限される人生なんて、もったいない。

寿命はしかたないとしても、人間は本来、心身ともに健康であるのが普通のはず。

痛いとか、だるいとか、こるとか、イライラしやすいとか・・・そういう不快症状はほとんどなく、

ポジティブなエネルギーであふれていて、

でも、ムチャを続ければちゃんと症状が出てくるのが健康な身体。

たとえ難病でも、病気の多くは「生命を守るため」におこるもの。

「今までの生き方に改善点がある」「このまま突っ走るとやばい」

ということを教えてくれているメッセージ、それが、症状や病気の本質なのです。

まずは何らかの症状が出て、そのままの生活、生き方が続くと、やがて病気につながっていく。

症状のうちに、それまでの生活や生き方を徹底して見直せば、病気にはなりません。

でも実際は、それがなかなか難しい。

なぜなら、多くの人は、健康に良くないとわかってるライフスタイルをなかなか変えられないから。

だからこそ、ここを、もっともっと強力にサポートできる体制を作らなければならない。

これは、僕にとってのミッション。

「本人におまかせ」「うるさいことは言いたくない」なんて、もう言ってられない。

今回、あらためてそう思いました。

病気になってから治すのって、ほんとうに大変なんです。もちろん、本気でやればよくなりますが・・。

だからこそ「未病」つまり、不快な症状がいくつかある段階で、生活全体、生き方全体を見直しながら、徹底的に健康度を高めることが大事になります。

たとえ「うるさい」と思われても、僕には、みんなの健康を全力で守っていく役割、使命があるんだと、今回、はっきりわかりました。

今の時点で、

「なかなか良くならない痛みがある」「だるい」「疲れやすい」「イライラする」「コリがひどい」「太りやすく痩せにくい」といった傾向がある方は、身体と日常の見直しをすぐ始めてください。

いつもお伝えしていますが、今の身体は、今までの日常の小さなことの積み重ねの結果であり、症状はメッセージとなります。

何らかの改善点がある、ということを、身体が教えてくれているのです。

だからこそ、日常や身体の改革を始めるのは、今、なのです。

今、始めれば、今日から変わりはじめます。

遅い、ということはないのです。生きてるかぎり。