「もっと自由になりたい」って思うことありますか?

「自由」ということに対して、どんなイメージがありますか?

健康面での制約

健康状態が悪くなるほど、日常生活での自由は制限されてしまいます。

疲れやすいだけでも、あらゆる面でパフォーマンスが落ちます。

だからこそ、健康管理は「自由な人生」にとっての最優先課題。

ベストコンディションをできるかぎり保てるようにしておくことが大事になります。

経済面での制約

経済状況も同じですね。

金銭的に余裕がないと、できることは限られてしまいます。

「もう少しお金に余裕があれば●●したい」

という話を時々聞きますが、

経済面は、健康面と変わらないくらい大事だと最近思うようになりました。

そのようなこともあり、昨年から個人の起業サポートをプロジェクトとしてスタートしています。

自由と制約

僕はずっと自分でセラピストとして事業をやってきましたが、ほとんど休みを取らずにずっとやってきたので、

時々、

「ビジネス大成功してもう一生分稼いだのでセミリタイア生活してます」

なんていう人たちがうらやましく感じることもありました。

だいぶ前ですが、アーリーリタイアメント・・若くして仕事から引退して自由な生活を実現することがブームになったことがありました。

実際、そういう生活をしている人とお会いしたこともありますし、そのような人をたくさん知っています。

でも面白いことに、そのような人たちの多くがまた仕事に戻っていたりします。

もう稼ぐ必要などないはずなのに、です。

若くしてあまりに稼ぎすぎてしまったMさんなどは、毎日が退屈でしかたないようです。

「宝くじが当たったら仕事をやめて自由に生きます」

という人もいらっしゃいますが、宝くじが当たった方のその後の人生がけっこう悲惨という話も時々聞きます。

一生分のお金があって働かなくてもいい状態=自由=幸せ

とも言い切れないな・・・と思うようになりました。

僕自身、どうしたら早くリタイア生活を送れるようになるだろう・・・なんて考えたこともありましたが、今は違います。

生きてるかぎり年齢関係なくずっと仕事したいと思っているし、生涯を通して多少なりとも世の中のお役にたてることができる自分でいたいと考えています。

リタイアしたいな・・なんてまったく思わなくなりました。

リタイア生活が自由で幸せ、なんて思えなくなったからです。

今でも、一日休みをとったとしても、結局どこかで仕事してしまいます(^^;

仕事してる自分が幸せだし、仕事できている状態がじつはほんとうの自由、ということに気付いたのです。

最近、だれかが言ってました。

「ある程度の制約・制限があるからこそ自由」

これはほんとうにそうだな、と思います。

人は、ほとんど何も制約がない環境に置かれると、何をしたらいいかわからなくなってしまうのです。

そしてこれは、意外にもかなりのストレスになるのです。

たとえば、長年働いてきた仕事を引退して自由になると、数日は解放感から幸せを感じられるかもしれません。

僕の義父もそうでした。

長年ずっと店舗経営をしていた店をやめて自由になり、数年は孫の世話にいそしんでいましたが、

朝からお酒を飲むようになり、病気になってあっという間になくなられました。

自分自身をふりかえってみても、仕事がある日の方が、効率よく時間を使えるのです。

制限、制約が何もないから自由、ともいいきれないことがわかります。

そもそも、今は仕事そのものがいちばん楽しいので、仕事=制約とはまったく考えていません。

むしろ、集中して仕事に取り組める環境こそ、自分にとって最高の自由と思っています。

同時に、健康面での制限を受けないよう、日々ベストコンディションを保つ努力は欠かせません。